先ずは店主からの御挨拶です。

ようこそ、WEBの海の中にちょこんと浮かぶ「ぴよよ楽器」に御来店頂き有難う御座居ます。

元々、親会社(といっておきましょう)の前身は、楽器のレンタル・販売・製造修理を行う会社でした。時節の追い風を受け、船舶関連を主体業務とし一変致しましたが、昨今ホビーに対する世の風潮が懐古化の兆しを帯び、改めて楽器の事業に復帰することとなりました。

社主は幼少よりバイオリンに親しみ、青少年期を弦楽器製作修理技術者として修行して過ごしました。弦楽器と広範なカテゴリを置いたその時代、大手の提唱するLM楽器の台頭から、主にギターがこの業界の主力商品になるであろうと踏まえた為です。その通り、ギターは往時より現在に至る迄、ホビーとして演奏される楽器の普及率からすればナンバーワンです。が、エレクトリックを含む全てのギターのもつ難しさや、裾野の広さの割に実は取り付き難い部分等を熟知しており、それが業務内容変更の原動力となりました。昨今、その主体業務の倦怠化等を受け、営業上のブランクはあるものの、いろいろと模索の結果、逆に当時は劣悪だったクラスの弦楽器の完成度が、当時の高級品に匹敵する程に成長しており、価格的なハードルはもはやないに等しくなっており、特別な設備や機材を必要とせず気楽に「音作り」からたのしんでいけるバイオリンを主体に音楽関連事業を再開することになったのです。

私達は、何も「高額な楽器」を販売することを敢えて意図しないこととします。それは、これから私達が紹介していくこれら楽器達は、「楽器が勝手に鳴る音」に誰しもが心酔すること等あり得ないものだからです。ただし、高額なものがもつ、音という微妙なニュアンスのバリエーションと格別の性能は否定しません。いいものはいいのです。が、バイオリンは価格でいうなら天井知らずの楽器です。一国を買収出来る程のものだってあるのです。しかし、バイオリンには、価格をプレッシャーに感じる必要のない、構造が齎すパフォーマンスがあり、それは、価格に一切関係なく手に出来ます。

バイオリンという楽器は、その優美な姿とは裏腹に、音程自体を自分で作って得ていく他に機材としての性能そのものを発揮する手段は存在しません。長い歴史の中で、学ばれるべき数々のステップをつくられ、大方の講師は「10才から始めてはプロの演奏家にはなれない」と言い切らせる程実は難しい楽器なのです。その難しさは、ここで紹介するような品々も、数億円を投じて取り引きされる1700年代の古典名器も、位置するのは同じステージであり、楽器が高価なら上手く聞こえたり、演奏のバリエーションが広がったりする管楽器類とは全く別物なのです。同じ古典の楽器でも、オーボエは、価格を下げる為には替え指の性能を限定させざるを得ず、クラシックの一般的なレベルで作曲されたものなら兎も角、現代音楽の変奏曲等が現れた日には、安価な楽器では「穴が足らず」手も足も出なくなる場面に行き当たりますから、初心者もプロも関係なく、穴とそれを開け閉めするからくりだけは目一杯フル装備状態のものを持たねば大体が始まらないといっていいでしょう。が、バイオリンは、正直いってどんなものでも、技術さえあればフルスペックで演奏出来る程シンプルで、もう改良の余地がない程のものへと、アマティが最初にその原型を確定した時点で決まってしまっているので、どんなに安価な楽器でも演奏家は「お金を取って聞かせることが出来る」位には使い上げます。そういう、差別の無さが愛しく思える楽器、それがバイオリンなのです。

難しい、といわれるからと、後ずさりすることはありません。バイオリンは弦を弓に張られた馬の尾毛で擦って音を出すメロディ主体の楽器なのです。今迄カラオケで唱っていた十八番の一節が、ちょっと口ずさんでみたデタラメ(ではありませんオリジナルです)の節が、ちょっとの努力で奏でられる夢のある楽器なのです。ある程度若い人なら、小中学校の音楽の授業で使ったハーモニカやリコーダー、あのほうが余程の技巧を要求される楽器なのだと言うことが、多分直ぐ分かる、単純で楽しい楽器なのです。それが、こんな素敵に「安い」お値段で手に入るのは、大きく成長し世界をその手中に納め、今ぞここなくてはこの業界が始まらない程になった中国の楽器製作技術のお陰です。さあ中国の物価がアメリカ並にならないうちに、手に入れて楽しもうではありませんか。幼い頃習った覚えのある人なら、両親が無理に無理をして漸く楽器を買ってくれた記憶もあろうと思いますが、今は何処にも無理なく、何と通信販売ででも気軽に求められるバイオリン。私達は吟味に吟味を重ね、楽しく末永く使ってもらえる商品を選びました。確かに価格を抑え得る為の「努力」がそこここにみられ、「仕上が悪い」等という人も多くあります。しかし、仕上等演奏に何の関係もありませんし、どんな高価な名器も「気軽に扱えば」一瞬にしてその価値を無くします。高いものは高いものがどうしても必要な人だけが使えば良いことです。これは舟ではありません。安ければボロボロの古物か小さいものしか買えないというものではないのです。安かろうと高かろうと、演奏をするということに関しては、全く影響されないものなのです。夢は身近なほうがいい。それが私達の主張です。

設立:1980年

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