失われた名器Dietz Blizzard#80ですよ。
非常に重厚に、全くそつを見せない素晴らしい工作、機械を使って仕上げていたのではここ迄の仕上がりは得られません。残念乍らわが社扱いのものの中には、ニャア含めこういう仕上がりのものは御座居ません。手間暇を厭わず御膳立てが出来た時代の仕事であろうと思われ、往時を忍びます。

タンクに接するフレームの部分の仕上げ等をみると、この提灯一つにかなりの密度の仕事が入っている事が良く分ります。確かに、今となってはコスト割れを起こす仕事です。この提灯を$300で買う人がいつでも居ればいいんですがね。